つぶやき

「子供の危機を乗り越える」という育児セミナーに参加して思ったこと。もう行かなくていいや

Hello world!
あなたの心のおとなりさん、ニャムレット(@nyamletblog)です。

育児セミナーというものに参加してみました。
結論から申しますと、こういうのは家庭環境とか思想とかによるなぁ、と強く感じました。
冒頭で言っちゃうのもアレですが、私はこういうの必要なかったです。全然。

いきなり否定で恐縮ですが、下記のような状況に当てはまる方には有効かもしれません。

・子供とコミュニケーションを取る方法がわからない
・一般的、標準的な子供の成長や言動と比べて自分の子供は逸脱しているようだ
・母親自身が感情をコントロールできず、子供にきつく叱ってしまう(特に手を上げてしまう場合)
・自分に自信がなく、育児に不安がある

基本的には「育児に悩んでいる母親」のためなのだろうと感じました。

あくまで「私個人の感想」なので一面的な意見となりますが、有料だったので意見を発するくらいは許されるであろうと思い、以下によかったところと残念に感じたところを述べたいと思います。
正直、500円でどのくらい有益な話を聞かせてもらえるんだろうと懐疑的な気持ちで行ったので、やっぱりそうかと半分くらいは予想したとおりでしたが。。。

子供が危機に直面したとき

今回のセミナーのテーマは「子供が危機に直面したとき」というような内容です。
正しいタイトルは伏せ、仮のタイトルとして進めますが、だいたいこんなような内容です。
子供の危機って具体的にどんなことだろう、回避策があるのなら聞いておきたいと思い、タイトルで参加を決めました。
タイトル大事ですね(*’ω’*)

実際の内容は、セミナー内で「講師」(もしくは「先生」なのか・・・)という立場っぽい女性が「子供が危機的状況に直面したとき」という話を一時間弱講義されます。
具体的な内容をかいつまんでご紹介すると

・子供が危機に直面したとき、親が先に立って解決してしまうことが多いが、子供に危機を乗り越える経験をさせないと強い子になれない
・危機を乗り越えるには「乗り越えようという強い気持ち」「前向きな気持ち」を持つことが必要
・心を強くするには失敗の経験を積み重ねる
・子供が失敗しても見守る「心の余裕」「共感」「励まし」が母親には必要
・「失敗」イコール「チャレンジ」と捉える
・子供が失敗すると母親のせいだと感じる人が多い⇒失敗に対して叱ってしまう
・失敗して叱られた子はチャレンジしなくなる⇒チャレンジしなければ失敗もしない、経験を積み重ねることができない

というようなお話でした。

講義が終わったあとで、セミナー受講者が自己紹介し、家庭での育児の近況や悩みごと、思っていることや意見など自由に話す時間が設けられました。

よかったところ

もう行かなくていいとわかった

全否定で恐縮ですが、今後こういうセミナーは行かなくていいやとはっきりわかったことでしょうか。笑
育児セミナーとか講演会とかってどんなことを教えてくれるんだろう、自分にはない気づきをもらえるのかな、そんな期待がありました。
で、実際行ってみて、基本的に育児書と同じだなと感じました。
他人から聞かなくてもだいたいわかるような、当たり前の話が多いんです。

私はどうしても、目からうろこみたいなことが聞けるんじゃないかという期待がつねにあって、育児を専門に講義されている方なら新しい知見をお持ちなんだろうと思っているんですね。
でも、たぶんセミナーにもよるのでしょうが、今日お話を伺った先生はフツーのお母さんでした。
そして、ちょっとやだなと思ったのが、「自分はこんな高尚な活動をしている」っぽい雰囲気。
きっと昔はフツーの気のいいお母さんだったんだろうなと思ったのですが、「講師」として人の前で話をするようになると、だんだんあんな感じになってしまうのかなぁ。
これ、「よかったところ」じゃないですね。笑

叱られた子はチャレンジしなくなる

この話は、たしかにそうだなと思いました。
これも考えれば簡単にわかることなんですが、改めて言葉にするとより理解しやすい。
私はニャ娘に対して「叱ってもいいことひとつもないわ」とある日悟ったので(叱れば叱るほど悪くなっていった経験があります)、こういう話はお母さんたちにもっと聞かせてあげてほしいと思いました。
人と比べてもしかたないんですけれど、でも、「ひぃぃ~そんなことで」と思うような、私から見たら些細なことで叱っているお母さんを見かけると、体がギュッと固まってしまいます。
怒って良くなるなんて、そんな楽な子育てないよ・・・

残念だったところ

なにが「危機」なのか具体的な提示がなかった

「危機」の具体的な提示がないので、「危機を乗り越えるには」という話も抽象的かつ個人的な経験談のみ(お母さん先生の個人的なお話)で、正直言って非常にがっかりしました。
統計的に上位の子供がつまづく事象と年齢を教えてくれるとか、現代ではこんなトラブルが多く発生していますとか、それを乗り越えるにはこういう機関があるとか、具体的な話が聞きたかった。

たしかに、「失敗を重ねて子供は強くなる」という話はありましたが、導入だと思っていたので、それがメインだとわかって肩透かしを食らいました。
前菜だと思っていたら、メインディッシュいかがでしたか?みたいな。
これが無料だったらそんなもんかなと割り切れるんですが、いちおう有料なので、ちょっと質が低いなという思いを禁じ得ませんでした。

科学的、統計的根拠もなかった

たとえば療育における「感覚統合」など、確立した理論に裏打ちされた話や、信頼に足る数字を担保した統計を基にした話でなければ、結局個人の感想でしかありません。
「私は子供が3人いて、みんな立派に大学を出て社会人になりました」とお母さん先生はおっしゃられましたが、大学に行かなかった子供は立派ではない??
という疑問が残ります。

つまるところ、お母さん先生の思う「いい子供」の枠に収まらなければその育児は「失敗」と見なされるのだろうかと感じました。
たぶんあの場でそのような発言をすれば全力で否定すると思いますけどね。
不特定多数を納得させるには理論が希薄すぎると残念ながら思いました。

「しつけは父親」に「???」

今回のメインテーマからは逸れますが、受講者のひとりがお話しされていたことに対してお母さん先生が「しつけは旦那さんにお願いして」という言葉を発したことが気にかかり、私の発言の場が回ってきた際にその詳細を伺いました。
「しつけは父親がしたほうがいい」という話を聞いて、「男の子は父親のほうがいいってことかな?」と思ったのです。
そこで
「父親がしつけをするというのは男の子の場合でしょうか」
「父親がしつけたほうがいいという理由をもう少し深くお聞かせ願えますか」

と質問しました。

お母さん先生の回答は、私にはちょっと理解できない内容でした。

・お母さんが出産したあと、家庭の必要経費を稼いでくるのはお父さん(←??)
・家の中でもリーダーを決めることで、社会経験に役立つ
・お母さんがお父さんに「おはよう」ではなく「おはようございます」と言うことで、お父さんへの尊敬が生まれ(←???)、お父さんの言うことを聞くようになる
・こういったことをしない場合、学校や社会に出て先生や上司など「自分より上の人」の言うことが聞けなくなる

というようなことでしたが、途中から私が怪訝な表情を隠しきれず(笑)、そのことにサッと気づいて「おわかりかしら?」とおっしゃられました・・・
いや、ちょっと私にはよくわかりません。。。
とはさすがにその場では言いませんでしたが。

まず、「必要経費を稼ぐのはお父さん」って、そうなんですか?
私も産前産後は無収入でしたが、そのあと必死こいて働いていますよ。
そして、必要経費を稼いでくる人だけがえらいのでしょうか。
まさか父と母の役割分担が収入によって区分されているとは夢にも思わなかったので、かなり面食らいました。
実際、私の自己紹介の次にお話しされた受講者の方も共働きだそうで、「私はこの場では異色かもしれませんが」とおっしゃっていました。
私は自分が働いていることは伏せていましたが、ほかの受講者の方は全員専業主婦のようでしたね。
平日の午前中に参加できるってことはたいてい専業主婦でしょうから、私もそう思われていたでしょう。

お母さん先生のおっしゃる「上の人の言うことを聞く」ために「父親がしつけをする」という、そのすべてが私には理解できず、納得のいかない話でした。
まず「上の人の言うことを聞く」って、そのためにしつけをするのか?

しつけってなんのためにするのか

しつけとは、「他者を敬う態度を教えること」だと私は思っています。
あいさつや箸の持ち方、靴を揃えるなどは作法であり、同じ空間にいる他者への敬いの態度であって、もしも自分の部屋にひとりでいたら寝っ転がってテレビを見ながらおやつを食べていてもいいと思うんです。
だから「上の人」に対してではなく、「自分以外の他者」に対しての尊敬ではないだろうかと思うんです。
「上の人」にだけペコペコして、友人やきょうだいやお母さんにはしなくていいのか?

お母さん先生の理論ではたしかに、「上の人の言うことを聞く」ためのしつけであれば「父親をリーダーにしてしつけ担当にする」でもいいかもしれません。
でも我が家では「上の人の言うことを聞く」ためにしつけてはいません。

我が家ではしつけらしいことはしていませんが、その代わりに「なぜそれをするのか」という説明をしています。
たとえば、バスを降りるときに運転手さんに「ありがとうございました」と声をかけるように教えています。
「ニャ娘ちゃんが大きな声で運転手さんに言ったら、きっと運転手さんうれしいと思うよ。ニャ娘ちゃんにはみんなをうれしい気持ちにさせるパワーがあるんだよ」
という具合に、親バカ全開な説明です。笑
ニャ娘もまんざらでもない様子で元気いっぱいあいさつしています。笑
そしてなにより、運転手さんが笑顔で「さようなら」と言ってくれることが、「なぜそれをするのか」の答えなんです。

運転手さんが「えらい人」だからあいさつするのではありません。
あいさつってうれしいことなんだ、と知るために我が家では「しつけ」をしているのです。

育児は子供の特性によって変わる

収入によって父母の価値を区分するような話だったため、かなりカチンときてしまいましたが、受講者のみなさんの悩みなどが聞けたのは収穫でした。
どういう部分に悩んで、どう対処しているのか。
個人的に育児関連に強い興味があるので、そのあたりはふむふむと拝聴しました。
でもこういうのって、ママ友同士でおしゃべりして、グチを言ったり励ましあったりすればいいんでないの?と思いましたが・・・

なんとなく感じたのは、育児に自信がなく、自分のやりかたに迷っている方が多いようでした。
その解答を誰かに教えてほしいんだろうな、と。
でも、育児は子供の特性、性格によってかなりやり方が変わってくるんじゃないかなと個人的には思います。
我が家のニャ娘は世界一いい子なので笑、実際たいした苦労もありません。
でもそれは、ニャ娘の性格が「育てやすい子」なのだろうと思っています。
おかげでこんなポンコツなお母さんでもなんとかなっているわけです。
誰かに正解を教えてもらうのは楽でしょうし、誰かのせいにするのも楽でしょう。
でも、自分の子供を世界で一番わかっているのは、親しかいないはずなんです。

もうひとつ感じたのは、みなさん育ちがいいんじゃないかなということでした。
専業主婦で子供を育てていて、有料でセミナー会員になっている。
時間と金銭に余裕があるのだろうと思います。
正直少しうらやましいですけどね。
お金に余裕があるなら、一時保育に預けてリフレッシュしたほうがよほど元気になるんじゃないかとも思いますが。

また、お母さん先生の「ダメになった近所の子の例」みたいな話が途中でありましたが、そんな程度のことで「ダメ」なのかとびっくりしました。
プライバシー的にもどうかと思いましたが。笑
私は自分の育ちが悪いので、どうすれば子供がダメになるかよくわかっています。
だから、ダメになるやりかたをしなければいいんです。
育ちのいい人には、これはわからないだろうなと思いますし、現実を見たことのない人にきれいな場所からわかったようなことを言われるのも正直気分がよくないです。
それに、ダメになったからなんだって話ですよ。
子供が落ちこぼれたら価値がないとでも思うのでしょうか。
私はニャ娘がグレたら自分も一緒にグレようと思っていますが、そういうことをあの場で発言したらみんな卒倒するだろうな。

お母さん先生の話よりも、個人的には共働きママともっとおしゃべりしてみたかったなぁ。
激務で家庭と仕事の両立に限界を感じていらっしゃるようだったので、いろいろ語りたかったです。
私はもう二度と受けなくていいや。。。と思い、みなさんが残っておしゃべりしているなかをそそくさと帰りましたが、きっとあの共働きママも二度と行かないだろうと勝手に思っています。笑

それにしても、あんな感じの活動で「内閣総理大臣認定公益法人」になれるんだなぁ。
と妙なところで感心しました。

今回のセミナー参加でよくわかったことは、「理論的な裏付けのない話は私には無意味」ということでした。
そしてもっとも違和感を覚えたのは「上の人の話を聞くためにしつけをする」という考えかた。
社会性を身に着けるという意味のことをお話しされているのはわかるんですが、私は子供をサル山の社会へ送り込もうとは思っていないので。。。
これは単純に思想の違いですね。
私は療育的な育児の考えが納得するので、下記のコラムなどは非常に面白く読みました。


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