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【ニャムレットarchives】筋肉少女帯 vs 怒髪天 2010.09.11 at SHIBUYA-AX

Hello world!
あなたの心のおとなりさん、ニャムレット(@nyamletblog)です。

今回のアーカイブスは筋少と怒髪天の対バンです。
筋少をナマで見たことがある方、どのくらいいらっしゃるでしょうか。
大槻さんが元気でメンバーが仲良しのうちにぜひ一度見に行ったほうがいいですよ。
すっかりおじいちゃんみたいになっているでしょうが、でもやっぱりかっこいいんです。
あとはお客さんとのコール&レスポンスの絶妙さを実際に見て、あの楽しさを知ってほしいですね。
お客さんとの息の合ったライブといえば怒髪天も負けちゃいません。
私は「酒燃料爆進曲」で怒髪天の楽しさにやられてしまいました。
ライブが楽しいバンドって本当に最高ですね。

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今日は筋肉少女帯と怒髪天の対バンで渋谷AXへ行ってきました。

予想はしていたものの、お客さんの年齢層の高いことといったら。
怒髪天も大人ばっかりだなーといつも思うけれど、あんなのの比じゃなかった。
年齢層が高いっていうか、若い子がほとんどいなかった。

どっちが先かなと思っていたけれど、当然というか、怒髪天からスタートでした。
筋少ってホントにけっこう重鎮的な位置にいるんだなあ。
今回の対バンは怒髪天の希望だったようで、増子さんが「念願叶ってやっと実現した」と言うとおり、うれしそうに終始にこにこしていました。
「筋肉少女帯といえばね、ものすごい人気で。
ライブでブラジャーが飛んでくるんだってよ、って聞いて。
ええ、マジっすか!って。
女物のパンツも飛んでくるんだって、って聞いて。
ええ、マジっすか!って。
それでさっそくセキュリティのバイト申し込んだんだけど、行けって言われたのがガスタンクで。
ブラジャーじゃなくて、飛んでくるのは全部男」

というMCに始まり
「筋少と怒髪天なんてね、宝島読んでるみたいでしょ。ナゴムね。
オレたち有頂天と間違えられたりしたからね」

という話まで、思い出ネタがもう、モロに80年から90年代。
怒髪ファンの若い子は、ガスタンクとか、なんの話かさっぱりわかんなかっただろうな。

「愛の嵐」「N・C・T」となつかしい曲もありつつ、ラストは「酒燃料爆進曲」。
「カレー食う前に酒飲んどけ!」と増子さんがあおって、大盛り上がり(&爆笑)でした。

本当に久々の筋少は、始まる前からドキドキして落ち着かず、きょろきょろしていたら、調光卓が目に入りました。
私が初めて就職した会社は舞台照明をやっていて、筋肉少女帯の照明もやっていました。
後ろのほうでモニタを見ながら待っていると、ものすごくかっこいい明かりとともにメンバー登場です。
1曲目のイントロで、ピンスポットの八の字サーチ。
このサーチ、なつかしいー!
いまどきロックバンドのライブで八の字やる人なんて、というか、ピン使うのも珍しいのに。
いまもあの会社なのかもしれないなぁ。

私が舞台照明の会社で働いていたのはたった1年間だったけれど、その間で一番たくさん行った現場が筋少でした。
ちなみに二番目は演歌の現場。
たいていはパシリとして行っていたけれど、ピンスポットを振ることもありました。
自分にはまったく才能がないということがわかって一年で退職しましたが、いろんなライブの現場に行かれたのは楽しかったなぁ。
個人的には新宿にあった日清パワーステーションというライブハウスが一番好きでした。

筋少の曲、ほとんど忘れていたけど、なぜかイントロはだいたい憶えてました。
あと、大槻さんとお客さんのコール&レスポンスも。
大槻さんが話の途中で「問うならば!」と言うと、お客さんも「問うならば!」と返すんですが、一瞬で思い出してレスポンスしていた自分にびっくり。
相変わらず大槻さんの話が長くて、くだらなくて、死ぬかと思うくらい笑いました。
ステージ衣装の長ランネタで
「こないだ氣志團見たら、あれっ、衣装カブってるじゃん!って思って。
オレが振り向いて背中に“氣志團”とか入ってたら面白いよね」

なんて言ってました。
そして、なんといっても、橘高さんがまったく変わっていなかったのが一番うれしかったー。
あの髪型!
そして、ギターを弾きながらターンしたりステップ踏んだりする華麗な動き。
さらにマーシャルのアンプを4発×二段積み。
私が13年前に見た橘高さんそのままだった。
かっこよかったー。
ステージ上のなにもかもが全部なつかしくて、なんだか感無量でした。

アンコールは1曲だけでしたが、増子さんと王子(友康さん)がステージに出てきて一緒に演奏しました。
ギターソロは橘高さんと王子の色男対決、じゃなくて早弾き対決。
こんな豪華な並び、もう二度と見られないかもと思うような貴重ショットでした。

いまでは「筋少ってなに?」って思われるんでしょうが、その昔は本当に人気だったのです。
ライブが始まる前とかアンコールの拍手をしているあいだにお客さんをながめていると、みんなステージの上に夢中って顔をしていました。
バンドはかっこつけるもんだ、っていう時代の、かっこいい人たちでした。
大槻さんは昔から脱力系だったけどね。
歌ってるときは、ホントかっこいいんですよ。
ツインのバスドラムにボリューム最大のギター、音圧がすさまじくて会場のカメラがビリビリ揺れてました。

13年前は笑う余裕もなくて、こうやってお客として楽しめる日が来るとは思ってもみなかった。
生きていて、日々を積み重ねていると、こんな楽しいこともあるんだなあ。
行ってよかったー。

today’s BGM
♪日本印度化計画/筋肉少女帯