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つぶやき

魚の骨がのどに引っかかったら、ごはんの丸飲みはダメですよ!耳鼻咽喉科で実際に受けた処置の内容と診察料を紹介します

Hello world!
あなたの心のおとなりさん、ニャムレット(@nyamletblog)です。

魚の骨がのどに引っかかったとき、どうしますか?
結論から申し上げますと、取れない場合は耳鼻咽喉科へ行くことをおすすめします。
先日、ニャム家で起こったプチ騒動をもとに、耳鼻科で具体的に行った処置や費用を紹介していきます。

魚の骨がのどに引っかかると、昔は「ごはんを飲み込むと骨が落ちる」なんて言われましたが、かえって骨がのどに深く刺さる危険性が高いのでやめましょうというのが現在の常識になりました。
で、数日前の朝、ニャ娘がアジの塩焼きを食べていて「のどに骨が引っかかった」と言い出したとき。

はて、どうしたら?

と戸惑ってしまいました。

涙目で訴えるニャ娘ですが、そのわりに「今日からスプラ(トゥーン2)のフェスだー」と喜んでゲームしている間はまったく痛みを訴えず、このまましばらく様子を見たほうがいいのかな?と思ったり。
耳鼻科へ行くほどのことなのか迷い、いろいろググってみましたが、「水を飲む」「うがいをする」「つばを飲み込む」なども結局はNGということがわかり、近所の耳鼻咽喉科へ行くことにしました。

土曜日だったので午前中しか診療しておらず、大変な混雑だろうな。。。と思いながら耳鼻科へ行くと、新型コロナウイルスの影響もあってか待合室はそれほど混雑していない様子でした。
受付で「魚の骨がのどに引っかかったようです」と伝えると、「なるべく早めに診察しますので中でお待ち下さい」と言われました。
ここでようやく、「魚の骨がのどに刺さることはけっこうやばいのかも」と知ることになります。
症状を気にかけていただき、その後すぐ診察を始めていただけました。

通常の診察と同じように大きく口を開けてのどの内部を見ますが、目視で確認できる位置にないようで、次は舌をガーゼでつまんで引っ張りながら診察。
ニャ娘が自分で舌を引っ張りながら「あーーーー」と声を出し、先生が覗き込みますがそれでも見えず・・・
次は鼻からファイバースコープを挿入してのどを見ていきます。
ファイバースコープを入れる前に、消毒なのか麻酔なのかよくわからないスプレーを鼻腔に噴霧し、ニャ娘は思わず鼻を手で覆うほど痛かったようです。
このあたりから見ているこちらがつらくなるような処置になっていきます(;_;)

その後ツルツルとファイバースコープを入れていき、ニャ娘がゲホゴホとえづきながらものどの奥を見ていくと、透明な釣り糸のようなものを発見。
私はすぐに「あった!」と思ったのですが、先生が気付かずにほかの箇所を見ているので「あの、これ、骨ですよね」とモニターを指差して「ああ、ありましたね!」と気づいてもらえました。ヒヤヒヤ(・_・;)
こうして無事に骨の位置を確認することができました。

位置を確認したあとは実際に取り除く処置となるのですが、これまた一筋縄ではいきません。
まずはのどの入り口周辺を麻酔するため、液体を口に入れます。
看護師さんがニャ娘にていねいに説明してくれましたが、その内容は「このお薬を飲み込まずに、できるだけのどの奥まで入れてね」というもの。
それ大人でも難しいと思います(・_・;)
案の定、口に入れて上を向いたもののすぐにオエッとして「無理、無理」となりました(*_*)
結局、何度か挑戦しましたがうまくいかず、あまり麻酔できたとは思えない状態で骨を取り除くことに。

先生がやってきて「これから骨を取り除いていきますが、正直取れるかどうかわからないので」とかなり及び腰の前置き。
もし取れなければ大きな病院を紹介するのでそちらへ行ってください、と先にエクスキューズされてしまいました。
もうこのあたりではニャ娘は目にいっぱい涙をため、私は「ごめんねごめんね骨ちゃんと見なかったママが悪かったよごめんね」が心の中でエンドレスループ状態です。つらい。
祈るような気持ちで、と言いますがこのときは本当に祈りまくりながら先生の処置を見守りました。
先生がのどの奥をのぞきながら器具を挿入し、すぐに「取れた!」と歓喜の声。
ありがたいことにすぐ骨が取れ、まわりで見守ってくれていた看護師さんたちも思わず「やった!」と手を取り合って喜んでくれました。
取れた骨を見せてもらいましたが、細くて小さな、グラスファイバーの切れ端みたいなものでした。
幸いのどに傷もなく、骨が取れたあとはニャ娘も晴れやかな表情で小躍りしていました。

骨を取り除いたあとは念のため抗生物質を処方され、再診もなく終了しました。
診療にかかる費用ですが、ニャ娘は医療費無料のため0円でした。ありがたや。
診療明細書は下記のとおりです。

診療明細書

基本初診料(診療所) 288点×1
投薬 処方せん料(その他) 68点×1
手術 咽頭異物摘出術(複雑) 2100点×1

保険点数は1点が10円なので、すべてあわせると24,560円になり、加入保険の種類や収入によりますがたとえば2割負担の場合だと4,912円が自己負担額となります。
決してお安くはないですよね。
たかが魚の骨とあなどるなかれ、と肝に銘じました。
処置中に見た骨はのどに刺さっていたわけではなく、くぼみにちょうど引っかかっていたようでした。
刺さったわけではないので痛みもなく、違和感だけがあったようです。
もしかすると時間が経てばスルッと落ちていったかもしれません。
こればかりはどうなるかわからないので、可能であれば耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。

蛇足ですが、その後当然ながらニャ娘は魚を食べることに恐怖を感じ、半年ほどは焼き魚を食べなくなりました。
あんなにつらい思いをしたんだもんね、そりゃ当然です。
ごめんね、これからはちゃんと骨をよく見て食べようね。