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MUSIC

【LIVE REPORT】NANA-IRO ELECTRIC TOUR 2019 ELLEGARDEN/ストレイテナー/ASIAN KUNG-FU GENERATION 2019.11.01 at 横浜アリーナ

Hello world!
あなたの心のおとなりさん、ニャムレット(@nyamletblog)です。

ASIAN KUNG-FU GENERATION、ストレイテナー、ELLEGARDENの3バンドが集結したイベント「NANA-IRO ELECTRIC TOUR 2019」の最終日、横浜アリーナへ行ってきました。

このイベントは15年前にも行われ、エルレ復活をゴッチとホリエくんが祝う形で再び行われました。
15年前のナナイロも行きましたが、そのころからすでに3バンドともチケットを取るのが難しくなっていて、しかも横浜BLITZあたりでやっていたので当時もプラチナチケットでした。
前回も今回も行かれたという幸運に感謝します(*´ω`*)

ELLEGARDEN

ナナイロツアーは大阪、愛知、横浜の3ケ所で開催されましたが、最終日の横浜アリーナはエルレがトップバッターでした。

Surfrider Association
No.13
風の日
Fire Cracker
Space Sonic
Salamander
Supernova
ジターバグ
虹(ゲストボーカル:ゴッチ)
Make A Wish
スターフィッシュ

「虹」でゴッチを迎えたあと、MCで細美くんが突然「今日は手紙を書いてきたんだ」と言い出し、ゴソゴソと紙を取り出しました。
なにゆえこのタイミングで手紙??
と思いましたが笑
今日はガッチリメモるぞ!と思っていたのでマジックペンと裏紙をサッと取り出し、メモってきました。

タップミスが多くてお恥ずかしいですが(;^_^A
まさかそんな報告がここであるとはまったく想像しておらず、本当にびっくりしました。
しかも「ようやく結婚できることになりました!」って、苦節何十年みたいな口調に思わず笑いましたw
よかったですねぇ、細美くん。
こんなおめでたい報告を聞くことができて、我々も幸せをおすそ分けしてもらったようなうれしい気持ちでした。

ストレイテナー

エルレで必死にメモを取ったのでテナーとアジカンはいっさいメモを取っていません(;^_^A

細美くん本人から報告があってようやく情報解禁となったため、みんなうれしそうに細美くんの結婚についてペラペラとしゃべり始めます。
結婚式とパーティは沖縄の石垣島で小規模な会が催されたそうで、アジカンからはゴッチ、テナーからはホリエくんが代表で出席したそうです。
ホリエくんは感動のあまり号泣したそうですが笑
「僕が号泣しちゃって、そうしたらトシロウくんが『親が死んでも泣かないホリエが泣いてる』って」
とその場のエピソードを披露し、
「まだ親死んでないわ!」
とツッコんでいました。

この日は「吉祥寺」という新曲も披露してくれました。
なんと飾りのないタイトル・・・笑
シンペイちゃんは吉祥寺の住民ということをもはや隠しもしないんですねw
私も何年か吉祥寺駅前に住んでいたことがあって、東日本大震災が発生したときには町の防災スピーカーから流れる計画停電の情報をツイッターでシンペイちゃんとやりとりした思い出があります。
「いま防災スピーカーでなにか言ってましたね」
「今回も停電なしみたいですね、お互いがんばりましょう」
みたいなやりとりをして、思い出すと当時の寒さと心細さが今もよみがえります。
あのころ、シンペイちゃんが吉祥寺にいるということは、心の支えでした。
私にとって吉祥寺は特別な思い入れのある町なので、大好きなバンドがあの町のことを歌ってくれることはとてもうれしい贈り物でした。

結婚パーティで披露したという「灯り」を演奏し、ラストの「ROCKSTEADY」では細美くんがゲストボーカルとして再びステージに登場しました。

ASIAN KUNG-FU GENERATION

ゴッチもやっと秘密がなくなってホッとした様子で(大変厳しくかん口令が敷かれていたそうです)沖縄の思い出を語ります。
ものすごくきれいな沖縄のビーチをホリエくんとふたりで散歩していたらファンにたまたま会ってしまったそうで、こんないいムードの場所にふたりでいて勘違いされやしないか、でも細美くんの結婚式のことは絶対言えないし、と慌てたゴッチは自分が後藤正文とバレないようにとっさにメガネを取ったそうです笑
結局はバレバレで「ゴッチさんですよね??」と声をかけられて恥ずかしい思いをしたとのことでした。

ゲストボーカルはホリエくんを招いて、アジカンとホリエくんの共作「廃墟の記憶」を披露。
ここでウキウキと沖縄の思い出を語り合うふたりがやっぱり微笑ましかったです笑

アンコールではART-SCHOOLの「FADE TO BLACK」をカバーしました。
ひなっちとOJがステージに再登壇し、圧巻の演奏を見せてくれました。
ゴッチのこういう気遣いって、普通の人にはなかなかできないと思うんですが、あの他人への思いやりや優しさや気配りがゴッチの本当に素晴らしいところだなといつも思います。
そして最後は「遥か彼方」をホリエくん、細美くんと一緒に歌いました。
細美くんがアジカンの曲を歌うとなんだかアニソンっぽくて面白かったです笑
ホリエくんはさすがの歌唱力!
ホリエくんって誰の歌を歌っても違和感ないんですよね。
徳永英明とか平井堅みたいな歌手だなとひそかに思っています(*´ω`*)

アジカンは前回のナナイロで見て以来だったのでまさに15年ぶりのライブでしたが、バンドの演奏スキルは昔から高かったけれど、ゴッチの歌のうまさに驚きました。
すっごく歌がうまくなっている!
自分の歌唱スタイルをいろいろ模索して、ベストな歌唱法を探り当てたんだな、と努力家の彼に敬服しました。
ますますいいバンドになったなぁ。

ホリエくんが
「この15年で僕たちは大切なものができて、大切な人との出会いがあって、大切なものを失ってきました」
と話していました。
それぞれのバンドがなにかを得たり失ったりしながら今日まで歩んできたように、私たちも出会いや別れを繰り返して15年が経ちました。
得るものもあれば失うものもある。
それでも前を見て、先へ先へと進んで生きていくしかない。
ゴッチは「みんな生きて、またどこかで必ず会おう」と言いました。
たとえなにかを失ったとしても、生きてさえいればまたいつか得ることができる。
「15年前のナナイロから誰一人欠けることなくこの場に集えたことをうれしく思います」
細美くんはそう言いました。

一度立ち止まってしまっても、また歩き出すことはできるんだ。
そして一歩一歩前へ進んできた先に、今日の素晴らしいステージがあったんだ。
エルレの4人はきっとそう思っただろうし、今日のこの景色をずっと思い描きながら待ち続けたゴッチとホリエくんの友への思いを知ることができて、私たちも本当に幸せな時を共有させてもらいました。

エルレはこれからもずっとバンドを続けていく決意をしただろうし、その背中を押してきたゴッチとホリエくんの強い絆があったことに感謝するような、そんな夜でした。