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MUSIC

【LIVE REPORT】the pillows RETURN TO THIRD MOVEMENT! Vol.2 2018.05.12 at 渋谷 CLUB QUATTRO

Hello world!
あなたの心のおとなりさん、ニャムレット(@nyamletblog)です。

今日はダミアンの誕生日ですね!
今朝、だんなさんが「今日はなんの日だ」って言うので「ダミアンの誕生日じゃん!」と答えました。
だんなさんはドラえもんの絵描きうたを思い浮かべていたらしいです。
どっちも年齢がだいたいわかりますね。

さて、だいぶ日が経ってしまいましたが汗
われらがピロウズの出血大サービスシリーズ第2弾!
「RETURN TO THIRD MOVEMENT! Vol.2」東京公演へ行ってきましたよ!

これは、1999年にリリースされたピロウズのアルバム『RUNNERS HIGH』『HAPPY BIVOUAC』の2枚に収録された曲を再現するライブです。
1999年に2枚もアルバム出していたんですね。
ピロウズも若かったんだなあ。

「RETURN TO THIRD MOVEMENT! Vol.1」もそうとう楽しかったですが、今回のツアーも最高に楽しいです。
ライブのセットリストを知っているのでそれほどワクワク感はないだろうと思うなかれ。
そりゃあもうめちゃ盛り上がります。
絶対やるって知ってるのに、イントロが始まるたびに大歓声です。
だってみんなピロウズ大好きですから(#^^#)
たぶん同じ曲を2回やっても大歓声です笑
だってみんなピロウズ大好きですから笑

ピロウズ(さわおさん)が言うところの「第三期」というのは、『Please Mr. Lostman』以降の楽曲を指していて、それまでのクールなモッズスタイルからオルタナティブ・ロックへギアチェンジした1997年からの作品群になります(第四期ってのもあるのかしら?)。
私は『Please Mr. Lostman』でピロウズと出会ったので、まさに個人的にも黄金期といえる時代のアルバムです。

クアトロに集まったお客さんはいろんな時代のTシャツを着ていて、それをながめるのもまた楽しいひとときです。
ピロウズのTシャツはボーカルギターのさわおさんがデザインしているのですが、「めちゃカワイイ!」ときと「あら?」ってときがありまして笑、でもツアーごとにたくさんの種類を作ってくれるのでお気に入りのデザインを見つけたときに買っています。
今回私は「わさお&さわお」新作Tシャツを購入。

the pillows わさお&さわおTシャツわさお&さわおの最新Tシャツ

このコラボTシャツは毎回新作が出るたびに買っています。
東北復興支援のチャリティ商品で、売り上げはすべて寄附されているんですよね。
前回のデザインからボディが薄い生地になってすごく着やすいので大変お気に入りなのですが、今回の新作も薄生地のくったりTシャツでした。やった!
お気に入りなのでフツーに会社に着ていってます笑
そしてバスターくんのイヤホンジャックも購入。
こちらは娘のタブレットに取られてしまいました汗

the pillows バスターくんバスターくんのイヤホンジャック。めちゃかわいいです

この日はELLEGARDEN復活が発表されたばかりだったので、友人とのおしゃべりもエルレの話題に。
おそらく日本中のエルレファン全員が「どうやってチケット取るか」と考えていることでしょう。
私もあれこれ考えたりスマチケについて調べたりしましたが、まあ最悪チケット取れなくても次回があるだろうと思うことにしました。
復活したってことはまたライブやったり新曲出したりするってことでしょうから。
こちとら10年も待ったんでい。
いまさらガタガタ慌てなさんな。
ってなもんです。

さて、会場に入るとすでにお客さんでいっぱいです。
こんなに長く愛されるバンドで本当によかったと、なぜかおばあちゃん目線でしみじみ喜びをかみしめたりして。
会場の客電が落ちてメンバーがステージに現れ、「Dizzy my future, Silly my way」というあのイントロが鳴り響きます。
「Sad Sad Kiddie」から始まって、会場は一気に99年へトリップしました。
「インスタント ミュージック」なんかはライブでたまにお目見えするけれど、やっぱりこのツアーで聴くと一味違った感激があるんですよね。
『RUNNERS HIGH』では「ボク」と「キミ」の距離がちょっとずつ近づいているような、「ボク」が少しずつ心を開いてきたような、そう感じられる歌詞が増えてきたように思っていて、リリース当時は曲を何度も聴きながらすごくうれしい気持ちだったことをおぼえています。

「Borderline Case」

境界線の上でさびしげに
手をのばすキミ 届きそう
誰だって夢を見る 一度くらい
笑わないから教えてよ

I wanna be your good friend
What do you think?
I wanna be your best friend
in your life.

遠く近く感じてる

「確かめに行こう」の歌詞に何度も何度も救われてきた私としては、やはりさわおさんが目の前で歌っているのを見るとグッときてしまいます。

「確かめに行こう」

うまく笑えなくたっていいよ
泣きたい時は泣いてもいいよ
こっそり弱音吐いてもいいよ
偽りのない世界まで
確かめに行こう

アルバム全曲再現ということなので「Paper Triangle」もしっかり演奏してくれました。
バンドが作るインスト曲って好きなので、ライブで聴けてうれしかったです。

タイトル曲の「RUNNERS HIGH」ですっかり大盛り上がりして、ライブ終盤か!?みたいな空気になってしまいましたが、まだまだお楽しみは続きます。
「HAPPY BIVOUAC」のミドルテンポな弦重奏が始まって、再びこの特別なライブに参加できた喜びがフロアに広がります。

「カーニバル」ではドラムのシンちゃんがミュージックビデオ撮影時の思い出を語ってくれましたが
「すごい朝早くに釣り船に乗せられて東京湾から無人島へ渡りました」
「爆竹を持った子供たちにかこまれて恐ろしい思いをしました」
だそうですwww
シンちゃんの思い出そこかい!
せっかくの名作についての思い出を聞けるかと思ったのに。
まあシンちゃんがいい話なんかするわけがないんですよ笑。
期待した私が悪かったです。

「Kim deal」はブリーダーズというバンドのボーカルで、さわおさんの大好きな人なんですよね。
ブリーダーズは10年ぶりに新作を発表したそうで、「Mikiki」のインタビューでさわおさんがブリーダーズ愛をおおいに語っています。
この記事、さわおさんの写真がめちゃくちゃカッコいいんです!
ぜひ写真だけでも(笑)見てください。

そしてみなさんご存じの名曲「Funny Bunny」。
曲の説明をわざわざするのでなんだと思っていたら
「ELLEGARDENがカバーした『Funny Bunny』は名曲だよねー」
だそうですwww
この日の二日前にELLEGARDEN復活のニュースが出たので、まさに時事ネタ的に突っ込んできました。笑
エルレのカバーはオリジナルよりちょっと短いショートバージョンなんですよね。
なんで短くしたんだろう?と当時ちょっと驚いた記憶があります。

本編をすべて演奏したあと、アンコールでは「いまの時点で一番新しい曲」と言って「ガラテア」を演奏してくれました。
この曲は本当に歌詞がよくて、初めて聴いたときに私はうっかり泣いてしまいました。

キミは変じゃない
そのままでいいんだ
キミは変じゃない
そのままでいい

ライブ会場と通販でしか購入できないのですが、ぜひたくさんの人に聴いてほしいなあと思う曲です。
いま、居場所がなくて苦しさを感じている人、おもしろくもないのに笑っている人、ひとりぼっちと思っている人に届くといいなあと思います。
さわおさんは本当に本当にサディスティックで笑、ファンもヒヤヒヤするほどですが、「キミ」に語りかける言葉は本当にやさしいなあっていつも思います。

私がピロウズと出会ったのは、レコード屋さんで『Please Mr. Lostman』のジャケットに一目惚れしたのが始まりでした(初回盤のスリーブ仕様がカッコいいんです)。
音も聴かずによく買ったなあと思いますが、そこが私の人生の小さな分岐点だったのは間違いなくて、あのときCDをレジへ持っていった自分をほめてやりたいです。
よしよし。えらかったぞ私。

[SET LIST]
01.Sad Sad Kiddie
02.White Ash
03.インスタント ミュージック
04.Juliet
05.NO SELF CONTROL
06.Midnight Down
07.Bran-new lovesong
08.Borderline Case
09.確かめに行こう
10.Wake Up, Frenzy!
11.Paper Triangle
12.RUNNERS HIGH
13.HAPPY BIVOUAC
14.Crazy Sunshine
15.Advice
16.カーニバル
17.Our love and peace
18.Back seat dog
19.Kim deal
20.Funny Bunny
21.RUSH
22.LAST DINOSAUR
23.Beautiful morning with you

アンコール
ガラテア
Nightmare

アンコール2
パーフェクト・アイデア