Hello world!
あなたの心のおとなりさん、ニャムレット(@nyamletblog)です。
外の風があたたかくなってくると、水遊びの季節ですね。
池や川にはたくさんの生き物が生息しています。
網を水の中に入れてガサガサすると、小さな魚はもちろん、エビやドジョウ、ナマズなどいろんな生き物を見ることができます。
めっちゃ楽しいガサガサ遊びですが、子供と一緒にやると90%くらいの確率で「飼いたい」と言い出します。
実際に小さな生き物を見るとかわいいんですよね。
だから、キャッチアンドリリースなんかしたくないんですよ。
その気持ちはよおくわかります。
でも、生き物を飼うには注意と準備が必要です。
まず最初にお知らせします。
川や池からとってきた生き物や水草には虫の卵がついている可能性大です
とくに水草にはほぼ100%ついていると思ったほうがいいです。
それと、カワコザラガイという小さな貝(スネール)もたぶん120%ついてきます。
カワコザラガイはただの貝なので無害ですが、見た目が気持ち悪いのでアクアリストからめちゃくちゃ嫌われています。
私もいっときはカワコザラガイが気になって寝ても覚めても「カワコザラガイ 駆除」とか検索しまくっていましたがいまは諦めました。
カワコザラガイはもう、しょうがないです。
なにをしてもいなくなりません。
ほっとくとなぜかだんだん減っていったりするので、あまり神経質にならず生ぬるい目で見守るのが一番平和です。
話がそれましたが、虫の卵にはじゅうぶん気をつけてください。
別の記事で紹介していますが、川から取ってきた水草をそのまま水槽に投入したところ、一週間くらいで羽化してしまいました。
朝起きて水槽をのぞいたら羽虫が数匹飛んでいて絶叫しました( ゚Д゚)
水草についている卵や貝などを駆除する薬もありますが、私の体感としては100%駆除するのは無理じゃないかなと思っています。
「水草その前に」という駆除剤が有名ですが、これを使ってもカワコザラガイはいなくなりませんでした。
虫の卵にはある程度効果が期待できると思うので、一度はやってみるといいかもしれません。
川の生き物を飼うのに必要なものと準備
ここからは、生き物を飼うために揃える必要があるものを紹介します。
蛇足ですが、清流など水のきれいなところに生息している魚は水槽で飼育するのは難しいと思います。
我が家の場合、多摩川のあまりきれいじゃない中流あたりで取ってきた生き物なのでわりと強いという前提になります。
アクアリウム用品を一度に揃えるなら、「チャーム」という専門店がおすすめです。
チャームならとにかくなんでも揃う&たいていどのお店より安いので間違いなしです(^^)
・水槽
・フィルター
・水草、底床、隠れ家など
・照明(ライト)
・カルキ抜き
水槽
飼育する生体の数と大きさによって水槽の大きさも変わってきます。
我が家には現在水槽が3つ稼働しています。
【20cm×20cmキューブ水槽】
ホトケドジョウ1匹とヤマトヌマエビ4匹を飼っています。
どちらもアクアリウム専門店で購入しました。
「エビはすぐ死ぬ」とあちこちのブログで見たのでセットでお迎えしたのですがまったく死なず、エビだらけの環境によりホトケドジョウがストレスでエサを食べないという非常事態に直面しました。
人工エサはいっさい受け付けず、冷凍アカムシを与えたところやっと食べてくれました。
現在はなんとか仲良くやってくれています。
【36cm×20cm水槽】
多摩川と近所の池でとってきた小さな生き物たちを飼育しています。
ミナミヌマエビ(実際はシナヌマエビという外来種のようです)、シマドジョウ、メダカが暮らしています。
エビはだいたい10~20匹、シマドジョウは小さいのが6匹、メダカは2匹です。
多摩川でガサガサ網取りをすると、たいていこのエビとドジョウが取れると思います。
以前はカワヨシノボリというかわいいハゼもいたのですが、小さすぎて人工エサを食べることができず、残念ながら死なせてしまいました。
20cmキューブ水槽とこの水槽は砂を敷いています。
ドジョウは砂にもぐるのが好きで、シマドジョウたちはいつも砂から目だけ出してじっとしています。
ホトケドジョウはもぐらないのですが、以前使っていた砂利よりも砂のほうが明らかに居心地よさそうにしています(私見ですが)。
【20cm×20cmキューブ水槽その2】
ちょっと背の低いキューブ水槽です。
以前ベタを飼っていましたが、お星さまになってしまったため空いた水槽にモロコを飼育しています。
正直言ってこの水槽にモロコ2匹はちょっとかわいそうだなと思いながら飼っています。
ドジョウやエビに比べて魚はとても水を汚します。
モロコは人工エサでもよく食べ、フンもたくさんします。
我が家では小さい水槽で飼っているため2匹が限界で、エビを入れておくと食べられてしまうためモロコしか入っていません。
水質改善のために水草を入れていますがエビちゃんがいないので藻が付着しやすく、あっという間に水槽が緑色になり、水がにごってしまいます。
底床には砂利を敷いていますが、砂利の隙間にものすごく汚れがたまるので、砂のほうがいいのかもしれません。
本当はもっと大きな水槽で外掛けフィルターを使ったほうがいいのですが、モロコはニャム夫が黙って連れてきてしまったので(←子供か)しかたなく家にある設備で飼っているという状況です。
でも、多少水が汚れてもピンピンしています。
多摩川もそれほど水質はよくないでしょうし、あそこで生きている魚はわりと強いのかもしれませんね。
フィルター
ホトケドジョウの水槽には外掛けフィルター、多摩川の生き物水槽には投げ込みフィルターを使っています。
投げ込みフィルターを使っている理由は特になく、強いて言えば外掛けフィルターよりお手入れが楽という後ろ向きな理由です(^^;)
後述しますが、個人的に一番使いやすいと思う水槽がGEXの「おさかな水きれいセット」で、この水槽にフタがついているのですがピッタリはまるタイプなので外掛けフィルターを引っ掛けることができないのです。
投げ込みタイプのフィルターはろ過能力が弱いですが、たくさんの生き物を入れなければなんとか飼育できます。
投げ込みフィルターを使う際の注意点は、底床が砂の場合、直接置くと砂を吸い込んでしまうことです。
砂を吸い込むとプラスチックの外側ケースが開けられなくなってしまうんですよね。。。
フィルター交換の際にケースがどうしても開かず、無理やり引っ張ったらちょっと割れてしまいました。
投げ込みフィルターを砂の底床で使用する場合はかさ上げするとよいです。
水草、底床、隠れ家など
水質向上や生き物の環境を良くするために、水槽内にモノを入れるとよいです。
水草を入れておくと、水草につく藻がエビちゃんたちのエサになりますし、光合成により酸素が供給されます。
また、金魚や熱帯魚を販売しているお店でよく見かけるミニチュアの土管みたいなおもちゃを入れておくと、ドジョウたちが隠れています。
水槽内にモノを入れておくとそこに微生物が住み着き、アンモニアを分解してくれるので、素焼きのものやろ材などを入れておくといいですよ。
我が家は多摩川で拾ってきたかっこいい石を入れています。
底床は砂や砂利、ソイルなど水槽の底に敷くものです。
ベアタンクといってなにも入れない飼育方法もありますが、川の生き物を飼う場合にはできるだけ生息していた場所に似た環境を再現してあげるのがいいと思います。
砂や砂利を入れることでバクテリア繁殖の一助にもなります。
照明(ライト)
水草を入れたらライトも必要になります。
光合成するために光が必要なんですね。
ライトがなくても生き物は育ちますが、水草はやはり弱っていきます。
また、水草は光を浴びると光合成を行って酸素を出しますが、光がないときは酸素を使ってしまうんだそうです。
カルキ抜き
水道水にはカルキが含まれているため、必ずカルキ抜きをする必要があります。
水道水をお日様に当ててカルキ抜きする方法もありますが、時間がかかる上にほこりや虫などが入ることもあるのでおすすめしません。
実際に飼育するとひんぱんに水換えすることになるので、「お日様に当ててカルキ抜き」はやってられないというのが現実だと思います。
カルキ抜きは一瞬で飼育用の水を作ることができるので、迷わず導入しましょう。
そのほかの飼育アイテム
水槽を立ち上げたらそれで終わりではなく、始まりです。
エサやりや定期的な水換え、フィルター交換などルーティン作業が発生します。
あったら便利なものとしては
・バケツ
・小さなコップ(注ぎ口のついた計量カップが便利です)
・水槽用ピンセット(長いやつ)
・メラミンスポンジ
・化繊のぞうきん数枚(すぐ乾くので)
水槽のガラスに藻が付着するので、メラミンスポンジをピンセットで挟んで撫でるように拭き取るときれいになります。
ガラスをピンセットでこすると傷がついてしまうのでご注意。
おすすめの飼育セット
我が家では多摩川の生き物のほか、金魚や熱帯魚などいろいろ飼育していたため、いろんなアクアリウム製品を試しました。
その結果、一番使いやすいと思うものを紹介します。
私個人の感想なので「一番」になるかどうかは人それぞれですが、まずは入門編として取り回しが楽なものを選びました。
「お金をかけて見た目重視の水槽を作りたい」という場合は「熱帯魚 アクアリウム」などで検索するとたくさんヒットしますよ。
コーナンのプライベートブランド「LIFELEX」がGEXの水槽を販売しています。
お近くにコーナンがある方はぜひチェックしてみてください。
GEXオリジナルは「金魚元気 ぶくぶく水きれいセット」です。
セット内容はほぼ同じですが、販売店によって値段が上下するので、LIFELEX製品は価格が安定して安いということになります。
この水槽のいいところは、とにかく軽いことです。
見た目重視でオールガラスの水槽を買ってしまったのですが、なにしろ重い。
水槽には水を入れるわけで、水を入れるとびっくりするくらい重いんですよね。
そしてガラス水槽をシンクやお風呂場で洗おうとすると、ちょっとぶつけただけで欠けてしまったり。。。
この「水きれい」シリーズの水槽はガラスが薄く、底面がプラスチックになっているので軽いんです。
もちろん、そのぶん見た目はイマイチになりますが、毎日お世話していると見た目より扱いやすさのほうが重要なんです(私の場合はですが)。
このシリーズについているフタがまた優れもので、四辺をぴっちりふさいでくれるのでドジョウやエビの脱走も心配ないですし、角に小さな穴があるのでそこからエサをあげたり、投げ込みフィルターのチューブを出したりできます。
さらに当たり前ですが、同社のGEXから出ているライト「クリアLED フラッティ ホワイト」がぴったりはまるんです。
これが地味に便利。
ライトは水槽のフチに取り付けるタイプが一般的ですが、水がはねてカビになったり掃除しにくかったりするんですよね。
フタの上にポンと置くだけのライト、これほんとに便利です。
詳細は後述しますね。
上記水槽の「水きれい」セットに「ロカボーイ」という投げ込みフィルターが入っているのですが、すでに水槽が家にある場合や、外掛けフィルターがいいという方は上記のものがおすすめです。
「ロカボーイ」はとにかく設置が簡単なのと、お手入れが楽なのがポイントです。
ぶくぶく泡が出るので水面から水がはねますが、前述した「水きれい」の水槽フタだと水はねも気になりません。
「ロカボーイ」はエアーポンプも必要なので、必ずセットで用意してくださいね。
外掛けフィルターは取り替え用のろ過マットのほかに、ろ材を入れるスペースがあります。
我が家には「スリムフィルター」のほかに「簡単ラクラクパワーフィルター」がありますが(ホトケドジョウの水槽で使用しています)、ろ過マットが仕切りのようになっていて、マットを外すとろ材がマット差し込み部分に流れ込んできてしまうんです。
ろ過マットだけを取り替えたいと思っても、ろ材を全部出さないと交換できないので面倒なんですよね。
また、水を吸い上げるプロペラの接合部がうまくはまらなくて、何度か洗ってはめ直しているうちに折れてしまいました。
いまは無理やりはめていますが音がすごくて(汗)
「スリムフィルター」のほうがろ過能力は低いのかもしれませんが、日々のメンテナンスは楽だと思います。
ろ材は「キャビティ」というものがおすすめです。
水草はホームセンターなどに熱帯魚コーナーがあればアナカリスやカボンバという水草が売っていると思います。
一番簡単なのでおすすめです。
我が家の水草は多摩川で拾ってきたもので、おそらくコカナダモという外来種かと思います。
井の頭池に大量発生してニュースになった悪者ですね。
在来種を駆逐するほどの繁殖力というだけあり、めちゃくちゃ生長が早いです。
なにもしなくても、水の中に入れておくだけでぐんぐん伸びます。
これを拾ってきたせいで虫が湧くという惨事に見舞われましたが、虫の卵を薬などで除去すればおそらく一生水草を買わなくて済みます。
ちなみに水道水でガシガシ洗ってもまったく枯れません。
恐るべき生命力。
我が家のルーティンは「モロコ水槽のコカナダモが伸びてきたら捨てる⇒多摩川水槽から一本もらってモロコ水槽に入れる」です。
底床はこれまたお好みですが、ドジョウを飼うなら砂がおすすめです。
本当に気持ち良さそうにしています。
水槽に入れる前に何度か水洗いする必要がありますが、シンクなどに流すとつまりの原因になるのでご注意ください。
生き物の隠れ家はアマゾンなどで検索すると本当にたくさん出てきます。
100円ショップで売っている小さい素焼きの植木鉢なんかでもいいと思いますよ。
「クリアLED フラッティ ホワイト」は「水きれい」のフタにぴったりなライトです。
バーのような形なので転がらず、フタ洗浄時にちょっとそのへんに置いておけるのも便利。
水位によってはフタに直接取り付けると生き物がまぶしそう。。。という場合は、アジャスターを取り付けてブックエンドに挟むことで高さ調整できます。
カルキ抜きはなんでもいいと思います。
本当に多種商品がありますが、一番メジャーなのはGEXのコロラインオフ、テトラのコントラコロライン、コトブキ工芸のカルキ抜きあたりではないでしょうか。
カルキ抜きはこだわりながければなんでも大丈夫です。
我が家でベタを飼っていたときはベタ用の高級カルキ抜きを使っていましたが、ちょっと水が余ったときにもったいないので他の水槽に足したりしていました。
カルキさえ抜けていれば混ぜても平気です。
カルキ抜きを水道水に入れて混ぜたら、すぐに使用できます。
繊細なお魚を飼育するときはこだわったほうがいいと思うので、熱帯魚などの専門店で店員さんにあれこれ聞くといいですよ。
水換えの頻度
いくらカルキ抜きをしても、まっさらの水というのは魚やエビにとってよい環境とは言えません。
水中にさまざまなバクテリアが住み着くことでアンモニア(フンから出る有害物質)を分解してくれるので、ろ材はもちろん砂や砂利、水草などにくっつくバクテリアを死なせたり洗い流さないようにしましょう。
水道水にさらすとバクテリアは死んでしまうので、水槽内のものやフィルターを洗うときはカルキ抜きした水か飼育水(水槽の水)を使用するとよいです。
が、ぶっちゃけ、私は水道水でガンガン洗ってます。
いちいちカルキ抜きした水をバケツに張っても、全然足りないんですよね。
フィルター内のろ材はカルキ抜きの水でサッとゆすぐ程度にして、フィルター本体は水道水で洗っちゃいます。
そのかわり、底床の砂や砂利は基本的に洗わず、スポイトでゴミを吸い取るようにしています。
水槽のそうじはめちゃくちゃ面倒ですが、週に一度くらい水槽の水を半分交換することで二ヶ月くらいは掃除しなくてもなんとかなります。
夏は藻がすぐ生えてしまうので、一ヶ月ごとに掃除しないと緑で水槽内が見えなくなってしまいますが。。。
ちなみにニャ娘の通う小学校では、水槽の水を二日に一回、半分程度換えているそうです。
こまめに水を換えることで掃除の頻度を減らしているのだろうと思いますが、それもアリだよねと感心しました。
どんな生き物も世話は大変ですが、生き物たちがいきいきと泳ぐ姿をながめるのはとっても気持ちいいですよ。
そしてたいてい子供は「絶対に自分で世話する」と言いながらいつかやらなくなるので、大人ががんばって育ててあげてください(^^;)
エビは気温が高いとたくさん卵を持ち、簡単に孵化するので、卵を持ったエビだけ小さな虫かごなどに移して観察するのもおすすめです。
お手軽アクアリウムをぜひ楽しんでくださいね。
多摩川から拾ってきた
おチビのシマドジョウ
水草にちょこんと乗って
くつろぐ姿がかわいい😊 pic.twitter.com/YyZtyOP5Vn— ニャムレット@アクセサリー販売中⭐邦バンドと読書とネコが好き(ΦωΦ) (@nyamletblog) June 21, 2023