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つぶやき

新型コロナウイルスの感染が心配になったら、自費ではなく無料でPCR検査を受けられます。行政検査によるPCR検査を受けるまでの流れを実体験でご紹介

Hello world!
あなたの心のおとなりさん、ニャムレット(@nyamletblog)です。

先日、PCR検査を受けました。
陰性だったので一安心でしたが、検査を受けるまでの流れをメモ的にまとめてみましたので、体調に不安のある方はご参考までにご覧ください。
なお、いま発熱がある方は、各自治体の発熱相談センターへ電話することをおすすめします。
後述しますが、高熱でなく微熱でも、いつもと体調が違ったり、息苦しさなどを感じているようであればPCR検査を受けられるよう手配してもらえます。

窓口一覧

東京都発熱相談センター
電話:03-5320-4592

千葉県発熱相談コールセンター
電話:03-6747-8414

埼玉県受診・相談センター
電話:048-762-8026

神奈川県新型コロナウイルス感染症専用ダイヤル
電話:0570-056774
上記番号でつながらない場合
電話:045-285-0536

【各都道府県の窓口一覧】

新型コロナウイルスに関する相談・医療の情報や受診・相談センターの連絡先
厚生労働省ホームページ

※各相談窓口のページにチャットボットがいますが、彼とおしゃべりしても解決しないのですぐに電話することをおすすめします

体調不良と発熱

【一日目】

私の場合ですが、最初に息苦しさを感じました。
大きく息を吸い込むと肺が痛むような、むせ返るような感じがします。
あれ、なんかへんだな、と思いながら過ごしていましたが、その後頭痛、全身の倦怠感(だるさ)があり、夜になって37.3の発熱がありました。
体調は個人差が大きいと思いますが、私は平熱が高くて夕方になると37度くらいになるのはよくあることなので、ここではあまり気にしていませんでした。

が、就寝時に異変を感じます。
横になって息をすると、とても息がしづらいんです。
うまく説明するのが難しいのですが、息を吸うと肺や喉の奥から水分が絞り出されるような、むせ返るような感じがして、深く息を吸うことができません。
これはどうもおかしい、と急に不安になりました。
この時期に呼吸器官の異常と発熱があったら新型コロナウイルスの感染しか疑わないですよね。
もちろん私も「ついに来たか」と思いました。
この日の夜は「家族にうつったらどうしよう」という不安にさいなまれ、ほぼ眠れませんでした。
こういう不安によってますます体調不良になるのだろうといまは思います。

【二日目】

起床時の熱は37.5。
日中は体調がよく、昨日は調子が悪かったのかなと思いましたが夜に再び発熱し、頭痛とともに耳の後ろが激しく痛むようになりました。
私は発熱が出る予兆として、耳の後ろが痛くなります。
それがだんだん下りてきて、首、肩まで痛みが広がると高熱が出るのですが、耳の後ろの痛みにより再びコロナの恐怖が再燃。
慢性的な頭痛持ちでもあるので、これ以上頭痛がひどくなるのがつらいためロキソニンを服用しました。
ちょっとこれはやばいかもと思い、この日から家族と寝る場所を別にして就寝。
換気扇を回したまま寝ようとしたのですが、うるさくてまたも眠れず(´・ω・`)

発熱相談センターへ電話、PCR検査を受けることに

【三日目】

起床時は36.5の平熱。
午前中は調子がよかったのですが、またおやつ時くらいから全身のだるさを感じ、体の節々に痛みを感じるようになります。
これ以上不安を抱えて家族と生活するのはきついと思い、東京都の発熱相談センターへやっと電話しました。

一回目は回線混雑による自動案内が流れましたが、二回目にかけるとワンコールで電話を取ってもらえました。
熱があることと体調不良を伝え、「心配なので電話しました」と伝えます。
いつごろから、どのような症状で、熱はどのくらいかという聞き取りのほか、喫煙の有無、肥満かどうか、妊娠していないか、既往症や現在かかっている病気などについて聞かれました。
次に住所を伝えると、いま診療している一番近い病院を検索してくれます。
我が家から徒歩数分のクリニックが運良く診療時間内だったので、発熱相談センターの通話を終了して近所のクリニックへ電話します。

クリニックに電話し、発熱相談センターから紹介されたことを伝えるとすぐに対応してもらえました。
そのまま電話で内科医の先生に問診していただき、すぐに「検査しましょう」と即決いただけました。
ちなみに電話で診療を受ける際、保険証の提示が必要になるので、私はクリニックのメールアドレスに保険証の画像を添付してメール送信しました。
診療になるので、こちらの医療機関へ診察料をのちほど支払う必要があります。
支払いに行くのはPCR検査で陰性と判明してからにしましょう。

PCR検査を受けるのは、また別の医療機関になります。
我が家の近くで検索していただき、地域の大規模医療センターと中規模の病院を紹介してもらいました。
大規模センターでは検査にかかる費用が無料、中規模の病院では2500円ほどかかると言われました。
子供のころ住んでいたマンションの近くの病院が指定医院だったので、費用は多少かかっても近いほうがいいと思い中規模の病院を選択。
行政検査は公費で行われるためPCR検査は無料なのですが、中規模の病院の場合は外来の初診料として費用が発生していました。
大きな医療機関では検査がかなり混雑していて、長い廊下を並んで待たされ、待つ時間も1〜2時間ほどかかるかも・・・ということでした。
待っている間の感染リスクも高いですし、そもそも体調が悪いのに何時間も並ばされるというのはさすがにつらいと思いパスしました。

PCR検査の予約は医療機関が行う

中規模の病院でPCR検査を受けることにしましたが、検査の予約はクリニックが取ってくれます。
クリニックから検査実施病院へ連絡し、最短の検査可能日を予約してくれました。
やりとりしていたのが17時30分でしたが、当日の検査は予約が取れず、翌日のお昼前に予約を入れてもらいました。
予約票をメールで送ってもらい、自宅プリンタで印刷して持っていきます。
この日は予約だけ取ってもらい、安静にして早めに就寝しました。

就寝時、空気が乾燥しているとのどが痛いので、就寝用のマスクをしていました。
毎年冬に使っているのですが、のどの乾燥を防いでくれて、口と鼻を覆うので多少は感染予防にもなるかなと期待しつつ。


フェリシモで「スヌードマスクの会」を検索

唾液採取によるPCR検査

【四日目】

予約時間の10分くらい前に行ってみてください、と教えてもらいましたが、ふと心配になりました。
コロナ感染の不安があるのに、病院の受付に行ってもいいんだろうか?(⇒ダメだと思います)
で、クリニックの方に「病院の中に入っちゃダメですよね?」と聞いてみると「あ〜たしかにそうですよね。。。」と。
調べてもらうと、検査実施の病院は車で行けば乗ったまま検査ができる「ドライブスルー方式」も可能とのことで、建物の外に専用の場所があるようです、とのこと。
行ってみると、駐車場の敷地内にほったて小屋がありました。
うさぎ小屋みたいな暗くてちっちゃな小屋へおそるおそる近づくと、中から「検査の方ですか?」と声をかけられてギョッとしました。
そうです、と離れたところで返答し、そこで名前を伝えると「では検査を行いましょう」と受け付けてくださいました。

小屋にいる看護師らしき女性は完全防備の出で立ちで、そこから出てきません。
私は小屋の外に据え置かれた丸椅子に座ります。
先に初診料を支払い、念のため支払い方法でキャッシュレスはありますか、と聞くと「現金のみです」とのこと。
なんか申し訳ないなと思いつつ、釣り銭なしできっちり支払いました。
このころになると、もう自分はバイキンみたいに思えてくるんですよね。
なので、物の授受も気を使うし、他人と向き合って会話することもはばかられます。
できるだけ女性のほうを向かないようにしながら問診を受けるのですが、お互い声が聞こえなくて「はい?」「もう一回いいですか?」みたいな応酬があったりしました。

なんとか問診を終えたあと、わりとでかいプラスチックの試験管を渡されます。
試験管の底はえんぴつのようにやや三角ばっていて、その三角のところにつばを溜めてください、と指示されます。
ぺっ、ぺっ、と溜めながら、わーなんか汚いなあ、これ渡すの申し訳ないなあ、という気持ちのほうがどんどん溜まります。
つばってなかなか溜まらないんですね。
やっと溜まったつばを女性に渡すと、「お疲れさまでした」と労っていただきます。
これを検査にかけ、結果が出るのは2日ほどかかるとのこと。
え、そんなにかかるの?
検査は即日結果が出ると思っていたので、あと2日と聞いて気が遠くなりました。
文句を言ってもしかたないのでそのまま帰宅し、ひたすら結果を待つことに。

検査結果は最初の診療機関から報告

【六日目】

五日目は結果待ちなのでなにもできずボーッとしていました。
PCR検査を受けると学校に行ってはいけないので、電話で検査したことを報告し、家族全員で自宅待機です。
我が家の通う小学校では新型コロナウイルスに関連した理由の場合は欠席扱いにしないという措置を取ってくれているので、万一陽性だったとしてその後長期欠席となっても学校側では出席としてくれるそうです。

翌日の朝、問診を受けたクリニックから電話がありました。
「PCR検査の結果ですが、陰性とのことでした。よかったですね」
このように報告を受けて、お礼を言いながら、「ええー?この病状でコロナじゃないってどういうこと??」と心の中で叫びました。
もちろん、陰性だったことはよかったのですが、このご時世にコロナ以外の病気にかかることってあるかな?と疑問でいっぱいです。

とにかく検査結果は陰性だったので、我が家はとたんに自由になりました。
結果がでるまではニャム夫は在宅ワーク、ニャ娘は学校を休み、いつも来ている私の母も来訪はもちろん控えてもらいましたが、もし陽性なら全員濃厚接触者です。
まずは一安心、と思うべきなのでしょう。

PCR検査について報告時の小学校での対応

自分が感染したかもしれない、という事態になると、とにかくいろいろ考えます。
現在マンションに住んでいますが、もし陽性だったことがわかったら「○号室のニャムさんち、コロナですって」みたいなことを言われてエレベーターとか嫌がられるんだろうな、とか思いました。
小学校も、長期でお休みしている子はコロナ感染による理由だろうと簡単に想像がつきます。
我が家のニャ娘はクラスに友だちがひとりもいないというツワモノなので、陰口を言われるような心配は逆にないのですが、それでも「私のせいでニャ娘がいやな思いをしたら」などいろいろ考えました。

PCR検査を受けることになり、結果が出るまでは登校できないので電話で連絡した際に、先生に聞いてみました。
「学校を休むとき、子供たちにも欠席の理由を説明していますよね、それでコロナ関連の理由だと、やはりその、あまり公には言わないでいただきたいと思うのですが・・・」
さすがに娘の立場を考えると珍しく歯切れの悪い物言いになってしまいました。
電話に出た先生はこちらの気持ちを汲み取ってくださって、「大丈夫です、しっかり配慮いたします」と力強くおっしゃってくださってほっとしました。

その後、陰性とわかったので学校へ再度連絡したところ、学校内で記録を取っているとのことで担任から聞き取りがありました。
「PCR検査をお母さんが受けて陰性だったということですね」と言われたので「いえ、私じゃないです」と回答。
いえ、私なんですけどね。笑
「PCR検査を誰が受けたのか」まで学校へ報告する義務はないはずと考えたので、具体的な回答は避けました。
担任「えっと・・・PCR検査を受けた方は・・・」
私「はい、家族です。陰性でした」
担任「ああ・・・家族・・・」
その後数秒の沈黙がありましたが、私から沈黙を破ることはせず。
個人的にこの担任をあまり信用していないこともあるのですが(新卒3年目でドヤァな感じを出してくる女性なのでちょっと苦手)、学校にそこまで細かく報告しなければならない義務はないはずです。
必要であれば保健所が聞き取りをするはずですし、学校として必要であれば保健所から情報を受ければいいと思っているので、不要と感じることには回答しません。

行政検査でPCR検査を受ける際の注意点

発熱、体調不良など感染に不安な症状があれば、PCR検査は公費で受けることができます。
私自身、自分が感染しているのではとものすごく不安でしたが、自費での検査はあまりにも高額で、ばかばかしくて受ける気にはなれませんでした。
一方で、たいした発熱でもないのにセンターへ相談してもいいのかどうか、そこもかなり迷いました。
行政検査は38度前後でないと受けられないのではないかと思っていたのでためらいがあり、結果として検査を受けるのが遅くなりました。
陰性と結果が出ましたが、これだけ他人との接触を避けて消毒、うがいしているのに、コロナ以外の病気にかかるとは考えられません。
たぶんコロナだったんだろうなと私も家族も思っています。
しかも、現在無職でほぼ家から出ない生活をしている私が感染したとしたら、高確率でニャ娘かニャム夫からうつったと考えるのが自然です。
これだけ注意しながら生活しても感染するんだし、具合が悪くて検査しても陰性であれば家族の検査もしないような状態であれば、潜在感染者は実際の数よりひと桁多いだろうと思います。

いつもと明らかに体調が違う、なんかへんだな、と感じたらすぐにセンターへ電話してください。
新型コロナウイルスの感染疑いがある際に、気をつけることを下記にまとめました。

・自治体の「発熱相談センター」は無料だが(通話料は自治体により異なる)医療機関での診療には診療代がかかる
・医療機関には直接行かず、事前に電話相談する
・医療機関へ行く場合はバス、電車など公共交通機関の使用はNG
・医療機関へ行くときにはしっかりマスクをし(感染の可能性がある人と接触するリスクが高いため)、帰宅したら衣服はすぐ着替えて洗濯
・検査の相談をしているときでも、体調が悪化したらすぐに医療機関へ連絡