Hello world!
あなたの心のおとなりさん、ニャムレット(@nyamletblog)です。
ストレイテナーの「21st ANNIVERSARY ROCK BAND」へ行ってきました。
エルレ友だちのなっつが夫婦でチケットを取っていたものの、だんなさんが行かれなくなってしまったため声をかけてくれまして、大変ありがたくお呼ばれされました。
テナーのライブはELLEGARDEN、ASIAN KUNG-FU GENERATIONと仲良く対バンしていたころによく見ていましたが、エルレの活動休止以降は音源しか聴いていなかったので、本当にお久しぶりです。
しかも20周年のお祝いとのことで、こんなおめでたいライブにお呼ばれされてラッキーでした。
テナーはすべての曲をわりとじっくり聴き込んでいるんですが、いかんせん曲とタイトルが脳内で一致しないため、今日の演目は覚えられませんでした笑。
でもとっても素晴らしい舞台を見せてもらったので簡単に感想を書き留めておきます。
1曲目は「BERSERKER TUNE」。
記念すべき大舞台の幕開けがこの曲か!と脳天にハンマーを食らった感じでした。笑
その後も立て続けに名曲を披露していきます。
4人の音が完璧にシンクロする世界の中にいて、その音像の精度の高さに感動しました。
大空間を埋める音響の厚みがまるでフルオーケストラの演奏を聴いているような重厚感で、4人で築き上げてきた音の力強さを全身で感じられることがうれしかったです。
ここまで壮大な舞台を見ているようでしたが、「SAD AND BEAUTIFUL WORLD」でその空気が入れ替わりました。
スローテンポのイントロから一気に火をつけるようにヒートアップし、オーディエンスのテンションもぐっと上がります。
ライブ序盤ですでに最高潮の盛り上がりを見せたところで、ステージからメンバーが退場。
私たちはアリーナ立ち見の後ろのほうにいたのでなにがあったのかよくわからず、ステージのスクリーンに映し出された映像をぼんやり見ていると、大きな歓声とともにメンバーが目の前に現れました。
全然見えていなかったホリエくんが近くに見えて、今日は衿つきの赤いシャツをお召しになっていることを確認。笑
前方が全然見えなかったので知らなかったのですが、センターにもステージがあったんですね。
こういうのがテナーらしいなぁ、とうれしく笑顔になりました。
センターに登場して4人は少しリラックスした様子で、くだけたMCが続きます。
そうとう緊張していたそうで、ここでのMCが長いこと。
みんな堰を切ったようにおしゃべりが止まらず、おばちゃんの井戸端会議かと思いました。笑
ユルッユルのMCでなごんだあとは、「瞬きをしない猫」で会場が熱気に包み込まれます。
この曲大好きなので個人的に大変盛り上がりました。
続く「KILLER TUNE」で畳みかけ、オーディエンスはバタバタと倒れて死にました。というのはウソですが笑
ジャケ写がみんなキラーチューンで死んでるんですよね。
このジャケすごく好きです。
ちょうどひなっちが加入したときですね。
ライブハウスのような盛り上がりのあと、再びメインステージに戻ると、この日のゲストである秦基博くんを呼び込みます。
共演での演奏は初披露という「灯り」「鱗」を演奏してくれました。
秦くんはあの素晴らしい声でたくさんの人とコラボしていますが、私は大橋トリオくんとの共作「モンスター」が大好きです。
秦くんが「新しいアルバムの中で一番好き」だと言ってくれたという「Boy Friend」を演奏し、その後も「Melodic Storm」「The Future Is Now」「原色」「シーグラス」などを披露。
「シーグラス」では手拍子が起きてちょっとびっくりしました。
テナーはわりとお客さんの手拍子が多いんですね。
アンコールで登場した4人はまたもリラックスタイムに突入です。
このリラックスタイムが長いんです。笑
仲良しすぎてウケました。
かわいい4人組ですよね。
泣ける映画の話で盛り上がり、シンペイちゃんとひなっちは「インディペンデント・デイ」、ホリエくんは「千と千尋の神隠し」、OJは「天空の城ラピュタ」が泣けるそうです。
ホリエくんは千がハクからおにぎりをもらって食べ始めるシーンで「千が泣くより先にオレ泣いたからね」と言い、間髪入れずOJが「わかる!」と合いの手を入れていたのが今日一番の爆笑ポイントでした。
ダブルアンコールでは「この日のために作りました」と、新曲を初披露。
「スパイラル」という曲で、歌詞つきの映像もスクリーンに流してくれました。
これまでずっとテナーを聴き続けてきた人に向けて作ったんだなってことが100%伝わる曲でした。
この日最後の曲は「ROCKSTEADY」。
昔の曲も一番新しい曲も等しく好きだけど、やっぱり盛り上がりますよね。
私が初めてストレイテナーと出会ったのは、宣伝用のカセットテープでした。
宣伝用の音源はラベルなしのCDにマジックでアーティスト名と曲名が走り書きされただけのものが多いなか、動物たちとふたりの青年が描かれたとても美しくセンシティブなジャケットのイラストが印刷された紙で包まれていて、カセットテープが珍しかったせいもあって目を引きました。
当時テレビ誌の記者をしていた私はいろいろなデモ音源を聴き漁っていましたが、このカセットテープはガツンと衝撃を受けました。
当時はギターとドラムの二人編成だったので余計に印象が強かったです。
すごいかっこいいバンドが出てきたな、でもベースがいないのは本当にもったいないなと思っていたので、ひなっちとOJの加入はストレイテナーをいっそう強固にしたと感じています。
あのときの衝撃からいまもずっと、ストレイテナーの音楽はまっすぐに心に響いています。
まっすぐなゆえに苦労したこともたくさんあったのではないかと思いますが、彼らは彼らの歩みを止めずにここまでたどり着いたんだと、その現在形を見ることができて本当にうれしかった。
連れて行ってくれたなっつに感謝です。
ありがとう。