MUSIC

【LIVE REPORT】ホフディラン 『Washington,C.D.』完全再現ライブ 2018.07.03 at 渋谷 CLUB QUATTRO

Hello world!
あなたの心のおとなりさん、ニャムレット(@nyamletblog)です。

関東は梅雨が明けてしまい、毎日暑いことこの上ない日々です。
ELLEGARDENの二次抽選も見事に外れ、意気消沈としていましたが、元気をもらうべく渋谷のクアトロへ行ってきました。

ホフディラン完全再現ライブ ニャムレットの晴耕雨読

ホフディラン史上最大のヒットソング「恋はいつも幻のように」を含む名盤『Washington,C.D.』を完全再現するという企画です。
昨年は『多摩川レコード』完全再現ライブをやりましたが、ホフのすごいところは「CDレコーディングのとおりに完全再現する」「ボーナストラックも全部やる」ということです。
通常のライブでは再現しない効果音なども完全に再現し、かつアルバム順どおりに演奏、さらにアルバム一枚分を再現するため間にMCもいっさいなし。
いつもMC多めでゆるゆるのホフライブですが、やるときはやるんですよ。
(`・ω・´)キリッ

私がホフディランのライブに行くときには、おなじみのメンバーがいます。
エルレで知り合ったふたりの友人、あひるちゃんとえこちゃんです。
このふたりはthe pillows仲間でもあります。
というわけで、ライブハウスでしょっちゅう会っているふたりです。
この日はそれぞれ50番台、60番台、100番台のチケットだったので、早い番号のふたりが先に入ってステージ前に行き、残るひとりが追っかけで合流しました。
ホフのお客さんはみんなゆるゆるな人たちなので、押しつぶされたりすることはなく、しかも最前列もゆるゆるです。
前から3列目あたりでのんびり待機しました。
ちょうどエルレのチケット当落発表日だったので、3人とも落選したことを当然のごとく報告しあい、なんとなく遠い目つきで開演を待つことに。トホホ。

開演時間の5分前、アナウンスが流れました。
アルバムのコーラスで参加した小島真由美ちゃんが、なんと影アナで登場です。
今日は残念ながら出演できないためアナウンスで参加したとのことで、ライブを盛り上げるための注意事項を述べていました笑
内容としては前回の「多摩川レコード完全再現ライブ」とだいたい同じなので、詳しくはワタナベイビーのオフィシャルブログをごらんください。

ワタナベイビー オフィシャルブログ「Net it be」
『多摩川レコード再現ライブ』を10倍楽しむ方法

その後少し微妙な時間が流れ(PAがちょっとうまくいってなかったっぽいです)、ホフにしては珍しく開演時間が少し遅れて19時15分ごろメンバーがステージに登場。
アルバムのとおりに再現するため、曲順はきっちり決まっています。

[SET LIST]
01.COMPACT DISK
02.Baby’s Song
03.GOOD!
04.約束するよ
05.恋はいつも幻のように
06.SUPER DRY
07.話があるんだ
08.昨日の夜は…
09.自殺(仮)
10.POP
11.恋する年頃
12.6/8
13.一緒に暮らそう
14.夜
15.いる
16.美しい音楽

アンコール
夢にでてきて
Summer time POP!
やよいさん(※曲名がわからずtwitterで教えを乞うたところ@ichiro_jeffreyさんにお答えいただきました。ありがとうございます!)

いつもは2、3曲演奏したあとに爆笑MCが挟まるのですが、この日のステージは「完全再現」のため、全員が黙々と演奏を続けます。
ひたむきに演奏を続けるベイビーとユウヒがいつも以上にかっこよく見えて(いやいつもめっちゃかっこいいんですが)、舞台の明かりが後光のようにきらめいてもはや神様か?みたいな神々しさ。
いやはやかっこよかった!

ゲンショーさんのスネアリム打ちで始まる「COMPACT DISK」で幕を開け、曲順どおりに進んだあと、「恋はいつも幻のように」ではみんなうっとり。
私はユウヒの大ファンですが、ここ数年でユウヒの声がとてもよく通るようになったと感じています。
ユウヒといえば喉が強くないイメージで、ご自身も「ライブ前日はひとこともしゃべらないようにしています」と言っていたくらい、喉のコンディションに気を使っていたように思います。
また、ライブ終了後は声がガラガラになっていることも多く、じつはちょっと心配していました。
が、この2、3年で断然声が出ているように感じます。
この日のライブでも声がまっすぐ遠くまで伸びていて、この人の喉から出る周波数が好きなんだよなあとしみじみ聴き惚れました。
大好きです。あの声。あの響き。

「恋まぼ」の次はまたもユウヒボーカルの「SUPER DRY」。
珍しくユウヒがぐいっとステージから乗り出して、前列のお客さんもやや慌て気味。笑
いつもは曲間にMCが入るのですが、今回は完全再現のため、音源に忠実に演奏が進みます。

「恋する年頃」では、ベイビーの横にずっと置いてあった小さな赤いキーボードが活躍。
ベイビーがキーボードを弾きながら歌うという貴重な姿を見せてもらいました。
のちのアンコールでベイビーが語ったのですが、ホフ恒例の爆笑トークとなったため本人たちのコメントをここに再現してみました。

ベイビー
ベイビー
今日はコレ(キーボードを指す)、コレがあったからね
横にキーボードがあってすごい緊張して
「あと8曲…」
とか思ってたら
1曲目の「COMPACT DISK」の1音目間違えちゃった
(ユウヒを見て)あれ、気づいた?

(会場爆笑)

ユウヒ
ユウヒ
今日は完全再現ライブなのに
いきなり1曲目から台無し
ベイビー
ベイビー
そう、だからそこからはヤケクソでやりました

ヤケクソだったんかい!笑

この曲の、ユウヒのかけ声が入るところが好きです。
「1,2,3,4」というのを「アンツースリーフォー」って言うんですよね。

「6/8」では曲のラストに長いギターソロが入るのですが、ここでこの日のゲスト、曽我部恵一さんが登場。
このギターソロ、レコーディングでも曽我部さんが弾いていたんですね。
全然知りませんでした。
さすが曽我部さんギターうまいな!とか思いながら見てました笑
この曲のギターは曽我部さん以外の人で演奏したことはないそうで(ユウヒいわく「僕たちそういう浮気はいっさいしないんで」)、アルバムがリリースされた当時の赤坂BLITZ公演と(ここでも曽我部さんがゲスト出演)、この日のライブでしか演奏していないという超レアなステージだったそうです。

アンコールの「夢にでてきて」「Summer time POP!」「やよいさん」では、ユウヒがレイバン風のサングラスにMITの赤トレーナーで登場。
「恋はいつも幻のように」でミュージックステーションに出演したときの衣装だったんだそうです。

「前4列くらいしかお客さんわかってないから。後ろのほうまったくリアクションなし(笑)」(ユウヒ談)

スミマセン私もわかっておらず、「なんかリアム・ギャラガーみたいの出てきた」って思ってました。
しかし本当にユウヒは物持ちがいいというか、デビューアルバムのジャケットに写っている服をライブに着てきたことがあったり、この人のエンタテインメント熱みたいなのはすごいなといつも感嘆します。

アンコールも含めた完全再現が終わり、いったん袖へ退場したメンバーがアンコールの拍手で三度ステージへ登場。
ここからは完全再現ではなく、いつもの雰囲気でデビューシングルの「スマイル」を披露してくれました。
ステージもフロアもさきほどとは見違えるほどのリラックスムード笑
わかりやすいほどに緊張が解けたなと思っていたらやはりベイビーが

「いやー、ライブってこんなに楽しかったんだね!」

とこの日一番の笑顔を見せました笑

ユウヒ
ユウヒ
いや、再現ライブも楽しかったよ?
ベイビー
ベイビー
いやもう緊張しちゃって…
この気持ちなんて言うんだろう
ユウヒ
ユウヒ
ええ?
『この気持ち…なんて言うんだろう』って僕に聞かれても(笑)
あ、サウナから出たみたいな?

注:「ドキドキする」ことをうまく説明できないベイビーに対して、サウナから出たばっかりで心拍数上がった状態をボケで言っているわけです

ベイビー
ベイビー
え?サンバ??

ユウヒの絶妙ボケにツッコめず、素の聞き間違いで返すベイビー。
まったくかみ合っていないが故に最上の笑いを生み出すという、奇跡レベルの漫才トークが飛び出すのがホフディランのライブです。
このあと、聞き間違いのサンバから無理やり浅草へ結びつけて、浅草公会堂で行われるワタナベイビー生誕50周年ライブの告知もしっかりしていました。

ワタナベイビー生誕50周年記念ライブ
2018.10.17(水)浅草公会堂

いまでこそホフライブに欠かせない最高のコーラスにして影の船頭役でもある真城めぐみさんですが、当時のレコーディング時はまだホフと出会っていないそうです。

「真城さんは『Summer time POP!』からホフのコーラス入ってくれてるんですよね。
このアルバムはまだ真城さんがいなくて」

とユウヒが問いかけると

「そうです、だから全然思い入れないです」
とアッサリの真城さん笑

前回の『多摩川レコード』完全再現ライブ時は当然のごとく真城さんにオファーしたものの「いや完全再現なんだから真城さんはナシで」というストイックすぎる考えでオファーを取り下げ、その後リハーサルをやってみて「ダメだ真城さんがいないとまったく成り立たない」と慌てて再びオファーしたという信じられない実話があります笑

ホフディランというバンドは普通とか常識という枠から完全にはずれていて、「普通」で考えたらまずやらないようなことをやっている人たちです。
真城さんほどのコーラスを一度断っておいてやっぱり頼むっていうのもホフだから笑い話で、そしておそらくホフと真城さんだから成り立つ関係性なんだろうと思います。
あとはまあ、なんとなく放っておけない雰囲気もあるのかなと…
私行かなかったらホントにやばそうだな、とか思わせるダメさがあのバンドにあるんでしょうね。笑
そしてそういうダメさをファンも愛しているんですよね。
我々が育ててあげないと、みたいな。
みんなが手塩にかけて育てたホフディランは、めでたく22周年を迎えました。

「また逢う日まで」をしっとり聴かせたのち、再び呼び込まれた曽我部さんとともに「ホフディランのテーマ」を盛り上げて、満場の笑顔に包まれながらこの特別なライブは終演しました。

そしてこの日、ホフディランが普通とか常識からはずれていると思うグッズがひとつ。
ワタナベイビーが二十歳のときに描いたという自作マンガを販売していました。
30年の時を経て、読み返すのもすごいと思いますが、これを売ろうと思う心境がまったくわかりません。笑
しかもえこちゃんが「これはもう二度と見られないから買ったほうがいいよ」と言い出し、まったく購入の予定がなかった私もなんとなくつられて買ってしまいました。

ホフディラン「恋するボクさ」表紙 ニャムレットの晴耕雨読第1巻って!まさか第2巻もあるのか!?

タイトルは「恋するボクさ」。
どうやらボクサーと「僕さ」をかけているようです。
おそるおそる2ページほど読みましたが、笑えるくらいベイビーワールド炸裂で、笑えるってことはマンガとしては成功なのか??
読めば読むほど混乱しそうです。
このマンガが30年後に印刷されるのもすごいですが、なぜかユウヒの家にずっとあったのが出てきたとのことで、またユウヒが保管していたのか!と思いました。
ユウヒのおうちのモノを全部並べてみたら、ひょっとして国宝級のものが出てくるんじゃないかとすら思います。

どうしてホフはもっと売れないのかなあ、けっこう本気で世界に誇るPOPソングメーカーだと思うんだけどなあ、と何十年も思っていますが、でもたぶん、ホフの良さは洞窟の奥に隠された幻のお宝みたいに、そこへ行って発掘した冒険家にしか手にすることはできないもの、なのかも。
でも資本主義社会では「洞窟の奥に隠された幻のお宝」のままじゃダメですね。笑
今回のライブで知らなかった曲を聴いて、やっぱり全部ちゃんと聴きたいなと改めて思ったので、ボーナスも出たことだし(いただいて文句言うのもなんですが却ってさみしい気持ちになるような額でした…)過去のアルバムのリマスター盤を買うことにしました。
ボートラがこれでもかと追加されていて、そのなかには未発表のデモ曲も多数収録されています。
せっかくだからライブで演奏してほしいなあ。
レア曲全部やりますライブ、ぜひ企画してほしいです。

夜になるとスーっと涙がもう止まらずに溢れて
いつの間にか僕は大人になって今を思い出すだろう
明日またみんな会えるなんて楽しく考えて
怖い夜を遠く追い出して今日もここにいる

今少し思い出してる
昨日からその先へ
また少し思い出してる
忘れてたことも

眠れない夜は
眠れないこの夜はもう

♪「夜」/ホフディラン

帰ってきたWashington,C.D.(Remastered)

その他「帰ってきた」シリーズ一覧

さて、次のライブはベイビー生誕祭。
浅草公会堂を埋めるべく、どうにかして行かなくちゃとは思いますが、また平日か…


Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/nyamlet/nyamlet.net/public_html/wp-content/themes/jin/cta.php on line 8

Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/nyamlet/nyamlet.net/public_html/wp-content/themes/jin/cta.php on line 9